no pleasure, no life(旧ブログ名:まちづくり、例えばこんなふうに)

意固地になるほどに"まちづくり"が気になって仕方ない。自分の関わったまちづくりの活動・調査の記録を中心にしつつ、"都市""街の変化"の話題など。 Keyword→まちづくり/都市計画/荒川区町屋/蒲郡/豊橋/三河/谷中

【荒川区民拡散希望】荒川区景観まちづくり塾2017はきっと面白くなるという話。

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このブログでも何度取り上げていますが、7月29日より2017年度の荒川区景観まちづくり塾」が開講されます。

今年はポスターも一新され、全体の日程まで開示されています。

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 開講はもう少し先なのですが、

「今年度のカリキュラムはどうしようか?」

「どんなコンセプトで進めようか?」

というディスカッションを、荒川区と景観まちづくり推進委員会(中間支援組織)、それと2016年度受講者の間で2回ほど重ねているという状況です。

 

というのも、今年度のグループワークをどうしていくのかについて、まだ確定的な段階ではないのです。

 

 

今年度はこんな感じ(だと思います)

そんな事情から、正直言って今年はどんなものになるか想像できてません。笑

なので昨年度の経験をベースにお話を。

 

【前半】まずは座学です

カリキュラムの前半は座学で、学識経験者や行政担当者、活動家を招聘しての話題提供がメインとなります。

今年のラインナップは、以下の通り。

 

  1. 7月29日 篠原修東京大学名誉教授、GSデザイン会議代表)
  2. 9月16日 ???関東学院大学名誉教授)
  3. 10月14日 荒川区防災都市づくり部都市計画課/川原課長、永澤係長
  4. 10月28日〜 岡田 智秀日本大学理工学部まちづくり工学科教授)

 

初回の篠原修先生は、土木の景観系の御大です。

建築家でもある内藤廣東京大学名誉教授)の師匠筋にあたる方で、景観まちづくり塾の顧問でもあります。

www.groundscape.jp

 

9/16の講演者は、リーフレットのリリース時点では調整中となっていたのですが、本日の打ち合わせで情報が出されたので少しだけ。

河川の専門家の方のようです。

 

10/14は毛色がやや異なり、「ところで荒川区区政では。。。」という感じです。

荒川区平成24年3月に策定された『荒川区景観計画』について、行政職員の方々が説明いただけます。

 

そしてワークショップに入り、日本大学まちづくり工学科の岡田智秀先生によってグループワークが進められていくとになります。

岡田先生の専門分野も親水空間なので、初回の話題提供としてはそちら寄りになるんでしょうかね。

www.town.cst.nihon-u.ac.jp

  

参考に、昨年度の第2回の様子を。

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 わー、偉そう。。。

 

この前半の座学部分は、塾というよりは連続講演会といったほうが正確なので、参加者同士の交流は生まれにくい形です。

ただ、今年はそこに風穴を空けるような取り組みがあるとかないとか。(後述)

 

【後半】グループワークから始まるまちづくり

座学が終わった後は、グループワークです。

昨年度の例では、荒川区内の4つのエリア(尾久、町屋・荒川、日暮里、南千住)に対応したグループ分けを行い、街のスポットをまとめたマップづくりをしました。

 

前半の座学では置きなかった、受講生同士の横のディスカッションがここから発生します。

自分の住む街の良いところ悪いところを、あーでもないこーでもないと言いながら着地点を探っているフェーズであり、老若男女が上下関係なしに議論することができるこのフェーズにこそ、塾の醍醐味があると言っても過言ではありません。

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(昨年12月のプレゼンの様子)

 

先ほどの記事のテンションが低めだった反面、グループワークを経た塾の終盤では明らかに満足度を感じている私がそこにいます。。

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さらに、受講者さんのスタンスの変化(一部を除いて)も見られるようになります。

どういうことか。

 

行政が開催するこうした講座は一般に、受講者のお客様化現象が起きがちです。

もちろん、受講を決める際は"よし、学んでみるか"という目的・目標意識なのでしょう。

ですが、いざ現場に来ると、行政職員の過剰に恭しい態度や、日頃感じている行政への不満が相まって、

「来てやったんだからしっかりと運営しろよ」「無理な要求にも答えろよ」

という態度に変わりがちなのです。

納税か何か知りませんが、これは明らかに、悪い意味での"お客様"です。

攻撃的な陳情や横柄な要求が、行政を動かすことはあり得ません。

また、行政を動かさないが故に、受講者の満足度も低下する、という負の循環もあり得ます。

 

これが、グループワークを開始して自分達が考えなければいけないフェーズになると、面白いほど変わるのです。

多くの方が真面目に、おらが町について考えて発言するようになる。

長年住んだ方の発言は、自虐も多いですが含蓄も多いです。

そして、余所者の発言も聞き入れてくれる度量があります。

 

このグループワークから、まちづくりが始まるのです。

 

今年の目玉企画

①船に乗れる

隅田川リバークルーズをするようです。

岩淵水門付近から、国の保有する災害対策支援船とやらに乗って、川について学ぶとのこと。

なかなかなさそうな体験です。

 

www.ktr.mlit.go.jp

②ディスカッションを多めにとる(かも)

個人的にはこちらのほうが重大だと思っています。

昨年は、座学の後にすぐにグループワークに入ったのですが、その後ほとんどグループ内での議論に終始してしまった結果、異なるグループワーク同士の交流が発生しないという課題が発生していました。

 

そんな背景から、"いや、受講生同士の交流こそ重要であり、そこを充実させることでグループワークの質自体も向上するのではないか?"という意見が、受講生の中より上がってきたのです。

 

 提案の内容は、以下のような感じです。

① グループワークはカリキュラム後半ですが、前半の座学のタームから15〜30分程度のディスカッションタイムを設ける

② その時間は、「まちづくり」「景観」などをキーワードに答えのないテーマを取り上げてディスカッションすることで、議論と相互交流の練習をする

 

テーマは「木造密集市街地をどうするべきか?」といったカタいものから、荒川区にスタバは必要か?」といった柔らかいものまで実に幅広く検討されています。

こんなコンテンツが、初期から組み込まれるかもしれません。

 

ところで、まだ参加応募してない?

コミカレと違い、参加費は必要ありません。

荒川区で何かしたいなー」と悶々としている方にとっては、よい第一歩目になる講座だと思います。

 

公式サイト上では応募締め切りを過ぎていますが、7/14現在でご新規さん5名しかいないようです。(区担当者情報)

昨年度から引き続きの方々は19名おられるのですが、そんな人数構成も悲しいじゃないですか。。。

 

奮ってご応募くださいませ。

荒川区景観まちづくり塾2017 荒川区公式ホームページ

絵日記ブログ「荒川区に住んでます」はもはやアイドルである

 

既にツイートなどでは何度かシェアしておりますが、改めてこちらのブログを紹介させてください。

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(ブログヘッダ画像より)

arakawalove.blog.jp

これがもうホントに魅力的なブログなのです。。。!

 

 

どんなブログなのか? 

荒川区のどこか(おそらく中心あたり)にお住まいの、お若いご夫婦の日常を綴ったブログ。

記事の内容は、近所の飲食店ほかスポットの体験報告とか、ご夫婦の特徴的なやりとりとか、結婚までの経緯とか。

 

登場人物は基本的に2枚で、ブログの著者である「荒川つま」さんと、その旦那様である「荒川おっと」さん。

開設は2016年の4月からということですが、そこからほぼ毎日日記を更新されているということがまず素晴らしいのです。

さらに驚くことに、絵日記なのです。

 

例えば、7月6日時点で最新のこちらの記事。

arakawalove.blog.jp

 

このお二人の愛くるしいキャラクターほっこり感200%な日常描写が、疲れている方々にとって栄養になるのです。まさにリポD

クセになる感覚。

 

荒川区民はまず「荒川区ねた」「荒川区グルメ」カテゴリを要チェック

お二人のパーソナリティに関するとりとめもない記事も、その一つ一つが粒ぞろい。

ですが、荒川区にお住まいの方はまず地域ネタを読まれるとよいかもしれません。

荒川区ねた」一般と、その中でも特に食に関する記事群である「荒川区グルメ」にわかりやすくカテゴリーされており、まとめ読みもしやすいですよ。

 

荒川区ねたの例として、私がこちらのブログを知ったきっかけであるゆいの森あらかわネタをご紹介。

arakawalove.blog.jp

 

グルメネタの例に、ROOM810さんの下に入っているホルモン屋さんに関する記事を。

arakawalove.blog.jp

 

知っているスポットがここで取り上げられると、そのイラストによって、あたかもアニメの中でも同じスポットが存在しているかのような感覚を抱きます。

 

画力の進化がハンパない!

画力の進化。

 

そうなのです。

開設直後と思われる記事と、

arakawalove.blog.jp

 

最近の記事。

arakawalove.blog.jp

 

可愛さは不変だけど、すごいのです。

おそらく初期は水彩な雰囲気を感じるので、塗りまで含めて手書き画だったのが、近年はイラストレーター的ソフトによる描画をされているのではないかと推測します。

キャラクター外観の描写も、初期はややすらっとした印象だったのが、最近は横長になってきて、そこが可愛さを増している気がします。

 

この進化により、つまさんとおっとさんのキャラクターの可愛さが安定してきたので、もはや荒川区公式マスコット「あら坊」「あらみぃ」と張れるのではないかと思っています。勝手に。

 

いいですか。。。並べてみますよ?

 

まずは「あら坊」「あらみぃ」

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(いずれも荒川区サイトより)

 

そして改めて、「荒川つま」さん、「荒川おっと」さん。(リンク先へ)

arakawalove.blog.jp

 

感覚は様々かと思いますが、いかがですか。笑

 

というかもう全てが魅力。とにかく読んで。

言いたいのはもう、この言葉に尽きます。 

荒川区民でなくともファンになるかもしれませんので、どうかぜひ、ぜひ。

TOKYO L.O.C.A.L「(仮称)町屋サミット」プロジェクトをスタートさせてますよ

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町屋・荒川区の"オモシロイ"をひとところに集め、さらに互いに繋げることで、街としての魅力を上げるためのプロジェクトを進めています。

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それが、「(仮称)町屋サミット」

まだまだ構想を進めている段階ですが、ポイントとなる情報だけ少しご紹介しつつ、その取組みを通じて狙っている下心みたいなものもお出ししたいなと思います。

 

 

どんなプロジェクト?

一言でいえば、「町屋・荒川区の"オモシロイ人"を集めて行なうショートプレゼン大会+パーティ」です。

 

はじめにお断りをしておくと、今回の提案は他地区でのとある試みにインスパイヤを受けています。

もうおわかりですね。はい、こちら。

toshimakaigi.tokyo

 

。。。なのですが、そのままコピぺする気はさらさらありませんよ。

豊島区と荒川区という事情の圧倒的な違いとか、一緒にスクラムを組んでいるROOM810さんの得意分野なども踏まえて、町屋により合った形で全面的に再構成するような感覚で検討しています。

「街の"オモシロイ人"を集めて繋げる」という基本はそのままにしつつ、会のオペレーションやコンテンツ構成についてはより良い方法を模索しているという状況です。 

 

期待してる効果

この企画によってどんな効果を期待してるのかといえば、こんな感じです。

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シナジー効果による街の魅力向上

お節介ながら、面白い人はもっと目立たせるべきだと思うのです。

そのパーソナリティに加えて、活動拠点もアピールしたい。

 

面白い人が集まる場所としての魅力

ステレオタイプと言われればそれまでなのですが、面白い人や力のある人は、その活動拠点(=場所)とともに語られることがなぜか少ない気がするのです。

例えば今をときめくライターや活動家をイメージしても、東京や大阪といった広域的な意味での活動拠点は表に出ていても、どこの街を拠点にしているのかということはなぜか語られない。

パソコンや筆一本で生きていくような人にとってはもはや居場所は関係ないということなのでしょうか。

 

やや異質なのが、ここ数年の渋谷をはじめとするクリエイティブ拠点です。

ほかには、蔵前とか門仲など。

街としてもコワーキングスペースの整備や街のブランディングを行うことで、スキルや野心と、一定の分野的傾向を持つ方々を吸収している。

 

shibuyacast.jp

つまり、面白い人の集まる街は存在しているものの、偏在しているわけです。

そうした街は、面白い人の集積により、あたかも街自体が面白くなってきているようなPRをします。

 

面白さは、循環します。

タマゴかニワトリかはいざ知らず、街は面白い人をどんどん吸収し、そのこと自体がさらに街の引力を上昇させるというスパイラルがあるのです。

 

これは同時に、街の間の格差を再生産します。

面白くない、目立たない街は燻る一方、面白い街だけが我先にと上昇していくのです。

ただ、別にこれは何か問題があるというわけではありません。

 

選ばれる街であるためには?

では、燻り続ける街の行く末はどこか。

それは、"選ばれない街になる"ということです。

 

少子高齢化が進展する今、東京都内においても地域社会の崩壊が見られるようになりました。

もともと街にあった古くて魅力のある風景や文化もこの社会変化には対応できず、つまらない建物、つまらない街ができていきます。

この結果、街の均質化ということも副作用的に発生しています。

どこに住んでも、どこに行っても代わり映えがしないと、一見思ってしまう。

 

東京は移住者の街ですが、彼らはどんな視点を持って、そんな均質な街の中から住む場所を選択するのでしょう。

第一に考えられるのは通勤・通学先へのアクセス性、そして第二に財布事情です。

しかしそんな記号のような居住地選択では、選ばれない街・選ばれる街というものが顕著に分かれすぎてしまいます。

 

長くなりましたが、そこに第三の選択肢を与えてやりたいのです。

それが、"面白くて魅力のある街"というブランディングなのです。

 

ここまで、ここまで来たよ。。!!

 

②区民同士のつながりと地域への愛着と

 完全に排反というわけではありませんが、もう1つ期待している効果を。

 

「街を気に入る」とは?

例えば仮住まいとして荒川区や町屋を選択した場合も、その後街を気に入ってくれる人が果たしてどれだけいるでしょうか。

荒川区いいとこ、町屋いいとこ」と思ってくれるのか、はたまた「はい、次」と、人生における通過点に過ぎない扱いとなってしまうのか。

 

前述のような記号的な居住地選択をして、いざ住み始めた場合のことを考えてみましょう。

その新居から毎日学校や職場に行く。

暗くなって最寄り駅まで帰って来て、スーパーに寄るのかもしれないし、もう遅いから外で食事を済ませるのかもしれない。

そんな繰り返し。

 

休日はなんとなく電車に乗って繁華街に行って買い物したり、友達と会って飲んだり遊んだり。

そして帰る。寝る。

 

この生活の中で、いったいどこで自分の住む街への愛着を持つきっかけが生まれるのでしょう。

それもそのはず、この暮らしの中に、その街に住んでいなければ味わえない要素など、全くないのです。

せいぜい、駅から近いとか、スーパーやコンビニが近くにあって便利だとか、急行が止まるとか、街を評価する要素などその程度。

 

本当に街のことを気に入ってもらいたいのであれば、"そこにしかないもの"をいかに味合わせるかということが重要だと思います。

 

そこにしかないもの。

例えば人、店、スポット

 

そして、それらとつながる仕掛け

 

ポイントは多分、つなげること

その街に面白いものがあることをハッキリさせ、さらに"つながりの連鎖を起こす"仕掛けが必要だと思うのです。

それでこそ、面白い街たりうると思う。おそらく。

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その街に、年の離れた友達ができたら?

仲間ができたら?

馴染みの店ができたら?

思い出ができたら?

 

どうでしょう。 

1つ1つのインパクトは小さくとも、それらの蓄積はきっと「街への愛着」につながるはずでしょう。

 

というわけで

年内にはお披露目するべく、現在鋭意準備中というわけです。

こんなお節介かつ大きなお世話な取組みなのですが、これによってきっと街は面白くなる気がする。

根拠はないけど、多分そうなる。

 

おやおや、こんな指摘が聞こえて来る気がしますね。

「別に、住んでる人はそんなこと望んでません。。。」

 

ハッキリ言えば、私はそんなの知らんのです。

街に委託されたコンサルタントではないし、救世主などではありません。

 

行動基準は、自分が面白く住めるかどうか

自分の住む環境を面白くしたいわけです。

嶋田洋平氏は、「ほしい暮らしは自分でつくる」と言っていましたね。

 

ほしい暮らしは自分でつくる ぼくらのリノベーションまちづくり

ほしい暮らしは自分でつくる ぼくらのリノベーションまちづくり

 

 

でも、これを面白いと感じる方は、きっと自分だけではない気がするんだよなー。

そして大いに外部経済が発生する気がする。

 

気になります?

そんな人は、一緒にやりましょうよ。

 

というわけで、万一興味のある方おられましたら、どんどん連絡いただければ嬉しいです。

平成29年度の「荒川区景観まちづくり塾」が始まりますよ

まちづくり講座の2年目が、募集を開始してますね。

 

 

荒川区景観まちづくり塾

荒川区景観まちづくり塾2017 荒川区公式ホームページ 

https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kankyo/machidukuri/keikan/keikanjuku/keikanjuku2017.files/keikanjuku2017.pdf

荒川区景観まちづくり塾。

私にとっては、昨年度受講し、講座による学び以外にも、地元の意識ある方々との出会いなど様々な果実を得ることができた貴重な場です。

 

荒川区やその他外郭団体が主催する講座は多数あるわけですが、景観まちづくり塾は学びの内容における専門性の高さに加え、性別年齢を超えたコミュニケーション機会が豊富であるところに特徴があると感じます。

要は、年配の方々と対等に話すことができる、大学生や若手社会人にとっても刺激的な場なのです。

 

前半は、荒川区の景観行政や他自治体における行政主導型まちづくりの事例勉強。

ここでは基本的に座学で、質疑応答が過熱することはあれど、なかなか受講生同士の横のディスカッションが起こらない。

もちろん紹介されるのはいずれも魅力的な事例なのですが、いざ荒川区のまちづくりに応用できるのか?を考えた時に、膨大な投資額など、なかなか現実的なものはなかったのが正直なところです。

 

私が推したいのは後半です。

後半は身体を動かすフェーズで、昨年の例では、グループに分かれ、まちを歩いてポイントを抽出していき、マップを作成しました。

このフェーズでは、よりよい成果物を作るために、参加者の発言や提案というものが非常に求められるのです。

もちろん、熱い想いから議論の場を支配してしまう年配者もいらっしゃらないでもないのですが、かと言って若造の意見に耳を傾けてくれないということではなく、むしろ若い意見こそ珍しく、注目していただけるような感覚を持ちました。

 

この、日頃決して交わることのない年齢層や属性を持つ区民の方々と、建前なく本音でコミュニケーションするこの空間と時間がこの講座の醍醐味であると思っています。

まちづくりや地域活動に興味ある若い方が、まず一歩目を踏み入れるものとして適当であろうと思います。

むしろ若い人の受講が増えたら、予想のできない展開によって、この塾はもっと面白くなるでしょうね。

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(昨年度の様子) 

景観と防災、これが難しい

ただ、難しいのはテーマ設定にあります。

 日々の生活が営まれている街には様々な景観があります。良い景観は住環境を整え、生活に潤いをあたえてくれます。また、 荒川区における重要な課題に「防災」があります。首都直下地震が想定されている現在、木造密集市街地を多く抱えた荒川区では、区民の安全・安心のために数多くの防災に関する施策を進めています。
 そこで、昨年度に引き続き「防災と景観」をテーマに「景観まちづくり塾」を開催いたします。慣れ親しんだ街の風景の中に溶け込む防災対策や、風景を含めて愛着の持てる街をどのようにつくっていくかなど、「防災」と「景観」の両輪で進めるまちづくりについて、一緒に学び考えていきます。

荒川区HPより)

このように、今年度のテーマも昨年に引き続き「景観」と「防災」ということなのですが、この2つを有機的に結びつけて考えるのがなかなか難しい。

これについては昨年度も言及しました。

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少し長いですが、こちらの記事から抜粋します。

(中略)私も感じていた違和感が他の受講生の方々からも噴出していました。
「マップをまとめてどうすんの?」
「防災と景観を並べるのは無理があるんじゃないの?」
というもの。

  改めて確認すると、今回の連続講座「荒川区景観まちづくり塾」の成果物は、まちの防災・景観スポットを台帳化し、それを携帯できるマップに落とし込むこと。 

その意図としては、以下のような感じ。
生存の基本ではあるものの、常に気を張っているわけにはいかない"防災情報"だけをまとめたマップでは日常的に携帯されず、すぐにタンスや書棚の奥にしまわれしまいます。
それではいざ有事の時に活用されないという、本末転倒なことになってしまう。
より防災を日常に近づけるためは"景観まちづくり"の要素が必要だということ。
防災マップよりは日常に近づいた、まちあるきマップのようにすることが有効ではないかと考えられているのです。

しかし実際に荒川区を歩いて見ると、事情が少し異なるのです。
例えば区内を歩いてみると、防災的に危険な箇所としては狭い路地空き家が挙がります。
他にも防災広場やかまどベンチやマンホールトイレなどを挙げることはできます。
それらは、災害時の危険性を表したり、有事に活用されるべきものではあれど、あまりに"防災"に特化しすぎているのです。
景観的な重要性があるかと言えば、そこには大きな乖離があると言わざるをえません。

逆に、"景観"と言われた時に荒川区で何があるかといえばどうでしょう。隅田川がつくる親水空間や荒川自然公園の広大なオープンスペースのように、ある程度の大きさと広がりを持つ要素であれば、まだ景観と防災の俎上に上がるでしょう。
でもそれ以外に、あくまで街場の良好な景観として挙がるものと言えば?
江戸以前の歴史的な要素は点在していますが、多くの古い街並み(関東大震災後?)は風情があるものの、その多くは老朽木造住宅。
付近にお住まいの人にとっては災害時の火種としての危険性ばかりが気になってしまいます。
未接道であったり経済的な理由であったりで容易に建て替えられない、だからこそ年月を経て深みを増した建物も、今や街の防災力を押し下げる足枷と言わざるを得ません。
事実、私が本講座において「古い密集した街並みが好きなんですよね」と言っても、意外な顔をされるばかり。 
そんな荒川区で、求められるようなマップを作ったとしても、受講者自身がそれに何の価値も見出さないものとなってしまいます。
乖離した要素である景観と防災をごった煮にしたところで?という。

 

また、こうした2つの看板を掲げてしまった場合、「景観」を求めて受講する方と、「防災」を求めて受講する方の間の温度差にもつながりかねません。

こうした難しい事情が昨年度あったわけですが、それでも今年度もこの路線で開催されるということ。

塾に求めるのはカルチャースクールか政策提案か

もう一つ難しいところもあるのです。
それは、この景観まちづくり塾はあくまで学ぶための"塾"なのか、それともワークショップを通じて合意形成して政策提案まで持っていくためのアリーナなのか、ということ。

要は、参加者が求めるのが「知識の習得とコミュニケーション」にあるのか、それとも「行政に物申すこと」にあるのか一枚岩ではないことです。

 

個人的にはどっちでもいいのですが、講座の意図がどちらなのかをあらかじめ説明されないと、受講者のモチベーション低下や参加率の低下、満足度の低下にもつながりうるでしょう。

ちなみにチラシでは、”学び”の要素に重点が置かれているようです。

 

さて、今年はどうなるでしょうか。

会場は「ゆいの森あらかわ」、応募締切は7月10日まで。

「サヨナラ、たまプラーザ」その2

たまプラーザの街への別れの挨拶、後編です。

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たまプラーザの街は、盲目な自分にとって何の刺激も感じることができない場所だと思い込み始めた。

それどころか、安価な食事のための牛丼チェーンもないし、リーズナブルな定食屋さんもないし、ディスカウントショップもないし、もはや単身男性は街に受け入れられていないのではないかと、被害妄想を逞しくさせた。

"地域で暮らすことを渇望する自分"が、実は地域に受け入れられていないということは、言葉以上にショックな事態であった。

 

考えの偏った私は、この街に居続けることは時間の浪費だと考え始めた。

そして、自ら変化を起こすことを試みた。

それがこの一連の活動である。

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荒川区町屋。

たまプラーザから電車で1時間以上もかかるこの街に足繁く通い、調査の真似事を始めたのである。

何のことはない、現実に満たされない自分は、欲求を他所で実現させようとしたのだ。

 

町屋は学部生活の後半を過ごした街であり、これまでに住んだ街の中でも満足度がかなり高かった街であるが、ここでも欲求不満を経験していた。

当時は単身生活に寂しさを感じ始めた時期であり、地域へのつながりを求めて(当時にしては)様々なことを試みていたのである。

賃貸住宅において通常はマストでない町会への加入、近所でのラジオ体操通い、餅つき大会への出席、地域のサークル入会、など。

しかし悉く、中途半端に終わってしまったのだ。

 

そんな経緯による執着が、再び町屋にこだわらせ始めた。

「次は町屋に住もう。そして、住む前からソーシャルキャピタルを形成しておこう」と心に決め、その準備を始めたのである。

 

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また、ほぼ時を同じくして、転職の動きをしていた。

地方公務員として自治体のために働くという生き方に疑問を抱き始めた時期であり、専門性を高めるための転職を志した。

そして、都内の事務所に就職することとなったのである。

 

これにより、"次は町屋に住む"という信念は固まった。

ここから町屋での活動を加速させた結果、現在までに多くのかけがえのない出会いを経験したのである。

 

いま、7月下旬の町屋再入国がほぼ決まった。

今度の町屋生活は、これまでのどんな地域における生活とも異なる予感がある。

 

 

例えば地域の人の繋がり。

基本的に自分の年齢の2倍以上の方ばかりであるが、街について議論を重ね、町会から社会を良くしていこうとスクラムを組んでいるチームがある。

地道に地道に、少しずつ町会をカスタマイズしていく仕掛けを入れようとしている。

 

また、町屋を盛り上げる活動拠点。

とあるテレビ番組から始まった、強烈な存在感の会社との出会いは、町屋を舞台にした"オモシロい連鎖"を生むためのプロジェクトに派生しようとしている。

 

地域のつながりと、活動拠点が確保された状態での町屋再入国を予定しているのである。

これはもう、毎日が刺激と興奮に満ちたものになるとしか想像できない。

 

 

たまプラーザでの2年間はとても退屈なものであったが、だからこそ町屋での代償という奇妙な取り組みが成果を出し始めたとも言える。

あいにく、この街への愛着というものは結局持てることはできなかったが。

「サヨナラ、たまプラーザ」その1

※本日はポエムにてお送りします

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たまプラーザへ転居してちょうど2年が経とうとしている。

 

転居理由は、それまで大学時代の友人と取り組んでいたシェア暮らしが解消されたこと。

社会人生活の開始と共に、元住吉徒歩30分超の2LDKでのルームシェア生活をしていたわけですが、相手が1年間で会社を辞めて大学院に戻ることなった。

それに伴い、また単身に戻らざるをえなくなったというわけだ。

 

なぜ「たまプラーザ」だったのかを振り返ると、色々な理由があった。

当時の勤務地の最寄りである市営地下鉄「高島町」へのアクセスを考慮しつつも、それほど職住近接をしたいとは思っていなかったので、市営地下鉄沿線に住もうとはもともと思っていなかった。

むしろ友人の多い東京都内へのアクセスのほうを優先し、それならば東急線だろうなと薄々考えていた。

 

その中でもたまプラーザを選択した大きな理由はこれであった。

jisedaikogai.jp

 

横浜市東急電鉄が進めている、まちづくりのパイロットプロジェクトの舞台だったのだ。

このプロジェクトは大学院時代の指導教員も参加しており、もしかしたら自分も仕事ではないところで、地域の方々と一緒に”まちづくり”に参加できるのではないかという下心があった。

振り返ると、それに関する記事も書いていた。

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もともと学生時代から、単身者ながら、住む街にコミットしながら暮らしたいという野望というか執念を抱えており、大なり小なり何かのアクションを起こしながら街に過ごしていた。

たまプラーザであれば、指導教員の縁もあり、何か街に関わる糸口が見つかるかもしれないと考えたのだ。 

 

しかし、たまプラーザに住んでいても、そのまちづくりの動きが一向にわからない。

実は大学院在学時代に、ここの計画づくりのワークショップ、つまりは初動期に立ち会ったことがあったのだが、そこから派生した具体のまちづくりの動きが街中で展開しているのかと思っていた。

にも関わらず、この2年間のたまプラーザ生活の中で「次世代郊外まちづくり」を意識したのは、駅のホーム壁に掲示されたポスターを通じてのみであった。

リーディングプロジェクトとやらの名称と説明だけが並ぶものの、最も重要である、そこにいかにして参画できるのかというヒントはなかった。

公式サイトにも、イベントレポートが並ぶばかりだった。

もちろん、死ぬ気で探せば糸口は見つけられたのかもしれない。

しかしまあ結果として、たまプラーザの街に住んでまちづくりに参加するということはできなかった。

 

"まちづくり"を自治会活動に置き換えたこともあった。

居住地周辺の自治会に入会して自治会費を収めるというところまでは試みた。

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しかし平日はすべて街にいないようなサラリーマンにとって、地域活動はやはり限界があった。

 

自分にとってのたまプラーザの街を、"まちづくり"の眼鏡を外して見ると、驚くほど何もない街であるということを苦痛に感じてきた。

確かに、たまプラーザテラス(東急百貨店含む)、イトーヨーカドーという2大消費拠点を擁する街ではある。

そうしたスポットでは、毎週末若いファミリーな幸せな姿を見ることができたが、その波の中を単身で胸を張って歩ける自信はなかった。

要は、たまプラーザが"子育ての街"であろうとしすぎて、それ以外の層を受け入れる気概、事実、居場所がなかった。

 

さらに、駅から離れた箇所には小規模な商店街が存在するのみで、開拓余地を感じさせる街の"官能性"のようなものは感じることができなかった。

もちろんここには、自分の開拓精神の不足も大いにあったわけだが、もうその時点ではそんな気は失せていた。

たまプラーザに愛着を持てる心の余裕は、どんどんやせ細っていった。

たまプラーザの街は、単身者にとって何の刺激もない住宅地であると、やや荒んだ気持ちが現れてきた。

 

(その2へ続く)

横浜市民だけど素盞雄神社の天王祭(町屋地区)で御神輿担いできた話のその2。

さて"その2"です。

前回記事はこちらから。

phantom-gon.hatenadiary.com

 

お祭りの流れ、2

前回は、お祭りの話とは言え、待機所とか奉賛金といった裏方のお話がほとんどでしたね。

華やかに見える御神輿のウラで、大事な準備や段取りや仕組みがあるのだよということが、少しでも認識されればよいかなーと思います。

 

さて今回は、いよいよお祭りの主役?とも言える御神輿の話でございますよ。

町内巡行

御神輿は町内を巡ります。

天王祭からいらっしゃった神様(の御霊)を載せ、町内を練って氏子のみなさんに披露するのです。

御神輿の担ぎ方

まずは簡単に御神輿の担ぎ方について。

ただ担ぐだけじゃないの?と思われるかもしれませんが、意外とこれが深くて難易度高い事情があるのです。

 

前段として、これだけ言わせて。

御神輿、めっちゃ重たいです。

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(今回担がせてもらった御神輿@尾竹橋通り)

 

さて、御神輿の担ぎ方。

当たり前ながら、人の身長の高さというものはバラバラです。

頭の高さと同じように肩の高さも異なり、高い人もいれば低い人もいるのです。

 

一方で、御神輿は肩の高さで担ぎます。

ほぼ首と言ってもいいような、肩の付け根部分を御神輿の担ぎ棒に押し当て、歩行による御神輿の上下運動に合わせて、自らの身体も上下させます。

御神輿と言えば掛け声ですが、それはそのためのリズム合わせなのかなと感じました。

足を出すタイミングが揃うように。

 

イメージ的には、屈んですり足を延々続ける感覚でしょうか。

少しでもタイミングがずれれば、担ぎ棒は容赦なく首を強打します。これが腫れるほど痛い。

なので、御神輿と身体を密着させた状態を保ち続けることが、当日はおろか翌日以降も続く後遺症を抑える唯一の手段となります。

 

結論としては、そんなんできるか。

 

どうしたってタイミングはズレるし、身長の高さがバラバラな方々が入れ替わり立ち替わりで担いでるので予測不能な高さの変化はしょっちゅう変わるし、イキって遊び出すマイルドヤンキーな方々はいるわで、その他疲労もあったりで。

 

結果、1日目が終わった時点での肩氏こちらになります。

 

 

 

※食事中注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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はい、失礼しました。。

(現在は完治)

 

熟練になれば無傷で二日間を終えられたのでしょうか。

 

一本締めに始まり一本締めに終わる

昨年の高木神社でもそうでしたが、御神輿を担ぐ直前、おろした直後には決まったルーティンがあります。

それは一本締め

 

「お手を拝借、イヨー!パン!」 

ではありません。

 

3・3・3・1です。

宴席では、三本締めとか言われるあれです。

 

この意味としては、3を3回繰り返すことで「九」を作り、そこに1を足すことで「丸」にするということ。

つまりは丸く収めるということなんだそう。

 

「差す」

休憩所や、お祭りに協力してもらったお店や場所の前で、御神輿を「差す」ことがあります。

それは、普段は肩で担いでいる御神輿を片手で高く掲げ、空いている方の手で担ぎ棒を横から叩くという不思議な動作です。

差したと思ったらすぐに御神輿を下ろしたりする急展開があるので、意外とこれが危ない。

 

意味はよく聞いてはいませんが、感謝とか、「神様、このお宅にはもうちょっと贔屓してあげてくださいね。。。!」というメッセージなのかなと推察しました。

本当はどういう意味なんでしょう。

 

休憩所でもやはり飲酒

さて、御神輿を担いでいる途中、何度か御神輿を止めて下ろします。

感覚としては、20分くらい担いだ後、15分くらい。

御神輿を担ぐのはやはりとてつもなく体力を消費するので、休憩するわけですね。

 

こんな感じですが、助っ人な方々ばかりなのでややアレですね。。。

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(町屋二丁目、酒肴DINING「伴」の隣にて)

 

休憩所では、ビールをはじめとした飲料と、軽食がふるまわれます。

 

こちらは焼酎のお茶割り。

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こちらは軽食で、ニンニク風味のチキンだったでしょうかね。 

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余談ですがこの時間は、私のような飛び込み参加者にとってはなかなかに苦痛な時間です。

それもそのはず、知り合いがいないので話し相手がいないのです。

お酒は飲んでいるのでその勢いを借りるということもあるかもしれませんが、"自分以外全員知り合い"みたいな状況の中でそれができる方はどのくらいいるのでしょうねー。。。

 

町屋地区15町会連合渡御

町屋地区の天王祭における最大の見せ場は、2日目である日曜日正午から開始された連合渡御でしょう。

町屋地区に存在している15の町会が、町屋のメインストリートである尾竹橋通りに御神輿を集め、順番に進むのです。

 

開始前、御神輿が少しずつ集まってくる様子を見るだけで、高まります。

そしてその光景を、御神輿の担ぎ手の一人として、(借り物ながら)半纏を着て見ているというシチュエーションにも高まります。

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(連合渡御開始前の尾竹橋通り)

 

1つ(数え方は?)でもそれ自体見応えのある御神輿を、一箇所で15も見られるのです。

やはり沿道には見物される方々が多く、その中で担げることについての誇りも生まれてきます。

 

宮入り

御神輿はお宮、つまりは神社から神様を載せて出発したこととなっています。

ということは、最後はお宮に神様を送らなければなりません。

それが宮入り。

こちらは動画をTwitterに投稿していたので、それを転載します。

 

 

これを投稿できたということは、すなわちこのタイミングでは私は御神輿を担いでいません。

1日目は出発から到着までずっと担いでいたのですが、二日目は頃合いを見ながら休憩をやや増やさざるをえなかった。

実感値として、長時間御神輿を担いでる人はむしろ少数派で、休憩所から休憩所の間でも、かなりの頻度で交代がありました。

 

 

さて、”その2”として御神輿編をお送りしました。

やっぱり三部作になってしまいそうですね。

次回は総括的な内容で、考察をしてみようかと思ってます。