読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

no pleasure, no life(旧ブログ名:まちづくり、例えばこんなふうに)

意固地になるほどに"まちづくり"が気になって仕方ない。自分の関わったまちづくりの活動・調査の記録を中心にしつつ、"都市""街の変化"の話題など。 Keyword→まちづくり/都市計画/荒川区町屋/蒲郡/豊橋/三河/谷中

「高津どんなもんじゃ祭り」に行ってみた

先日、回覧板や街中でこんなチラシを見かけました。

 

f:id:phantom_gon:20140615225540j:plain

(高津区まちづくり協議会公式HP「たかつまちねっと」より)

 

手づくり感溢れるデザインに惹かれてよく見ると、「市民活動見本市」ということ。
 高津区内で精力的に活動している市民団体が、その活動内容を展示発表するイベントのようです。

『わたしたちの街はわたしたちの手でつくる』という共助的な考え方が好きな私は、当然こうした市民活動に興味惹かれます。

 

で、行ってみました。

 

会場は、高津区の中心部である溝口(溝の口?溝ノ口?)に所在する、高津市民館。

“市民館”ということで、よくある公民館のイメージを抱いて現地へ向かったわけですが、実際の高津市民館はこんな感じでした。

 

f:id:phantom_gon:20140615155636j:plain

 

マルイ…?? 

 

 

いやいや、このマルイの入居している商業ビル「NOCTY」の、11・12階が高津市民館となっている模様。

マルイと言えば渋谷や上野など、マルイとして建物を棟ごと持っているイメージが強いのですが、ここ(おそらく北千住も)では、再開発事業に伴って立ち上げた第三セクターのような団体(今回は「みぞのくち新都市株式会社」)が建物の管理運営を担当しているようです。

マルイは大部分の商業床を借りているものの、あくまで一つのテナントという位置付け。

都市計画法に基づく公的な再開発事業(確か権利変換のみの再開発事業であれば、民間企業が任意で行なうことができたはず)ということで、一部の床を公共的な用途のために確保しているわけです。

で、ここではその公共床が、高津市民館として使われているわけですね。

 

 

前置きが長くなりましたが、この「高津どんなもんじゃ祭り」で印象的だったコンテンツor団体について記してみます。

 

①ご当地アイドルグループ「川崎純情小町★」

 

f:id:phantom_gon:20140615232609p:plain

(川崎純情小町公式HPよりスクリーンショット

 

 

最近のアイドルブームを、地域活性化となんとか結びつけられないか。

そんな考え方が日本で広がっているようで、ここ川崎でもそうした取り組みがあるようです。

 今回は彼女達のフリーライブがあるということで、とりあえず会場に着いたら真っ先に行きました

 

会場内にいた客層は、

跳ね回ったりタオルぶん回したりする本職の方々7割

あとはおじいちゃんおばあちゃんや親子連れ3割といった感じ。

この間の温度差が一瞬だけ心配になりましたが、一般層?の方々も手拍子などで盛り上がっており、ちゃんと川崎地域として愛されているアイドルなのかなあと感じました。

 

さて、個人的な感想はどうだったかということですが、かなり悪くない…ですよ!←

たかがご当地アイドルとあなどる勿れ、確かにクオリティ高かった(特に多摩区担当のみーもさん)ので、個人的にのめり込んで行くかもしれません…(とりあえずひっそりとtwitterアカウントをフォロー)

 

メンバーごとに、担当の区が決まっているのがちょっと面白いなと思ったり。

 高津区の担当は「さぁやん」だそうです。

 

 

 

②川崎の交通とまちづくりを考える会

パネル展示を見ていると、「まちづくり」や「交通」という気になるワードが。

職業柄、最近よく考えるワードであるので、そのブースに少し深入りしてみました。

 

まちづくりは建物や施設配置だけでは当然なく、人々がそうしたところにアクセスするための移動手段の確保、つまり「交通」もきわめて大事ということになる。

一方で、江戸時代ならいざ知らず、今の時代は都市機能が限られた場所に集中していということは例外的なので、交通を全て人力(つまりは歩行)だけで行なうわけにはいきません。自動車、自転車、鉄道など、アクセス性を高めるための交通用具が必要になる。

しかしながら、民間事業者が提供している交通サービス(鉄道やバス)は、当然その事業の採算性ということが重要。つまりは、あらゆるところに交通サービスを敷くということは不可能ということになる。

それで何が困るかというと、近年増える高齢者などを中心に、都市の必要な場所にアクセスするのが困難な交通弱者・買い物弱者が生まれるわけです。

そこで、現在民間事業者が行なっている交通サービスとは違う形の、新たな公共的交通のあり方が求められるということになる。

堅苦しいですが、このあたりが公共交通の重要性に関する背景。

 

こちらの団体は、そうした民間事業者の届かない範囲の「交通」をいかに保障していくかというテーマでの活動をしているそうです。

もともとは商工会議所を母体に、川崎市中心部にLRT路面電車の低床版)を導入しようと提言するための、目的ありきの団体だったようですが、

現在は市民への啓蒙・啓発活動が中心になっているということでした。

まちあるきを通じた交通課題探しや、事例の勉強会・視察会などが主な活動内容ということ。

キーワードは「LRT」「コミュニティバス」「自転車」といった3つでしょうか。

 

こんなサイトもありました。

f:id:phantom_gon:20140616000028p:plain

(川崎の交通とまちづくりを考える会公式HPより)

 

 

真面目にパネルを眺めていると代表の方と会員の方が話しかけてくださり、取り組みについていろいろな情報を聞けました。

お話を伺う中で印象的だったのは、取り組みのスタンスに関すること。

ハチマキをして行政と戦うような前衛的な市民活動ではなく、ゆるやかながらも継続させることで徐々に市民意識を高めていくことに活動の主眼があることがわかり、かなり共感しました。

 

  

会場に着くのが遅かったので、じっくりと見れたコンテンツはこの2つだけでしたが、

高津区内でも活発に活動している団体の実態の一部でも知れて興味深かったです。

 

しかしやはり、まちづくりや市民活動といったものは若者とは離れたところにあるのかなと、客層を見ていると感じてしまいます。

もちろん仕事とか興味とか諸々の理由があって、若年層の目が「まち」を自分で作るものとしては捉えていないことは、頭ではわかっているのですけどね…。