商店街がお神輿を出すようです
このブログで何度もご紹介しておりますが、ブレーメン通り商店街を抜けたところから始まる「井田中ノ町商栄会(通称:イダナカ)」。
そのちょうど中間ほどに商栄会事務局があります。
もちろんオフィスなのでその中へは入ることは難しいですが、
その入り口脇の掲示板には、催し事の告知チラシや写真といった、ふと目を留めたくなる情報が貼られています。
そして今日は、こんなものが貼られていました↓
なんと、商店街(商栄会)主催のお神輿があるというのです。
これはちょっと意外でした。笑
いや、勝手な固定観念なのですが、“お神輿を担ぐ”ということの中心には、
・町内会・自治会みたいな地縁組織
・(↑に極めて距離は近いが実際は別組織である)神社氏子団体
あたりが主導しているイメージでした。
こちらでは井田中ノ町商栄会という商人の集まりが主導しているようで、そんなパターンもあるんですね。
調べてみると、この日はイダナカ商栄会だけでなく、井田神社を中心とした井田地区のお祭りがあるようです。
イダナカ含め、きっと各地のお神輿が集まって来るのでしょう。
(参考ポスター↓)
ちなみにイダナカのホームページを見ると、商店街主催で出すお神輿は今年から始まるようなものではないようですね。
昨年の様子も掲載されていて、かなり賑わっている様子がわかります。
さて、ポスターの話に戻って。
今回こちらのポスターを眺めていて、ふと思ったわけです。
こうした「お神輿担ぎ手募集!」は、若者が地域に混ざる絶好の機会なのではないか?と。
つまり、地域は若い担ぎ手によるお祭りの活性化、ひいては地域の活性化を欲しているわけです。
イダナカには最近少しずつ若い店舗も出店を始めていますが、基本的には多くの商店主が高齢化している現状があります。
先日「イダナカ夕市」をお手伝いさせていただいた時も、テントを畳んだり片付けたりは、基本的に70代前後の方々。
もちろん元気な方々ばかりですが、28歳の私が恐縮してしまう成熟した空気がありました。
若い力でイダナカを元気に。
このポスターにはそんなメッセージが込められている気がします。
もともと神輿を担ぐ行為というものは氏子信仰に由来しているのだとは思いますが、
たとえ信心なんてさらさらなくとも、モトスミ・井田地域に永住する気なんてなくとも、
神輿担ぎで地域活動に入って、“地域の人”の顔がわかって、なんとなくお互いの存在を認知することができれば、“地域での生活”がもう少し暖かいものになるのではないかと思います。
駅から家までうつむいて歩く必要もなくなるだろうし、
もしかしたら「おかえり」を言ってくれる人が地域にできるかもしれない。
あわよくば何かが始まるかもしれない。
単身の若い人こそ、地域に入っていく意味が大きいのではないかなーと思っています。
とまあ、勝手な妄想だけでここまできましたが笑、とりあえず私も参加申請してみようと思います。
その際のレポートを、エントリ「余所者の自分が商店街活動に入り込んでみた 一章」としてまとめられたらよいなと。