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no pleasure, no life(旧ブログ名:まちづくり、例えばこんなふうに)

意固地になるほどに"まちづくり"が気になって仕方ない。自分の関わったまちづくりの活動・調査の記録を中心にしつつ、"都市""街の変化"の話題など。 Keyword→まちづくり/都市計画/荒川区町屋/蒲郡/豊橋/三河/谷中

ブックレビュー 第1回 はあちゅう『半径5メートルの野望』講談社、2015年

新書や専門書、建築の教科書ばかり読んでた中、久々にこういう本を読んでみました。

今回はブクログのレビューの引用ということで。

 

発売日 : 2015-01-09
言わずと知れた”はあちゅう”こと伊藤春香さんによるエッセイ。
ちなみにはあちゅうは私の一つ上で、ちょうど私が大学一年生の頃に既にブログが有名になっていて、「東京の人はすげーな。。。」とか思ってました。

本書『半径5メートルの野望』を簡潔に言い表すならば、
【個として何か実現したがっている読者への、はあちゅうによる優しい叱咤激励】です。
”優しい叱咤激励”が論理矛盾ぽい気もしますが、まあそれは承知の上で。
キーメッセージは、「自分に言い訳をするな」ということかと。

大学時代のブログや、タダでの世界一周旅行企画、その後社会人となってからも続く活躍により、
「時の人」というよりは、着実に階段を登っている人というイメージの彼女。
本書では、そんな彼女がいかに努力を惜しまず頑張ってこれたか、そのモチベーションと行動力の源泉が描かれています。

本書タイトルである”半径5メートル”とは彼女独特の表現で、「日本で普通に生きている私たち個人個人の世界は、せいぜい半径5メートルくらいで成り立っています。」(p.90)ということ。
はあちゅうが頑張れたのは、この半径5メートルの範囲(=自分が幸せになるため)に全力を注ぎ、そしてその範囲外に出ようと努力できたこと。

繰り返しますが、これは彼女の単なる成功談(まだ彼女自身、成功者だとは思っていない)ではないけども、大学一年生から努力し続け、確かにある一定まで登ったと自覚している彼女が、”何かしたいけどくすぶっている人”に向けてエールを送ったもの。


エッセイなので、論理的なストーリーをもって何かを伝えるというわけではなく、一冊の読み物としてはとりとめのなさを感じてしまうかもしれません。
それでも書かれていることはきわめて前向きかつストイックで、読み進めるにつれて彼女の言葉が心地よい矢のように刺さってくることと思います。

例えばこんなのとか。

「「暇になったらやろう」とか「いつかやろう」と思っている人の夢は一生叶いません。今を変えられる力のない人が、未来を変えられるわけがないのです。」p.131