no pleasure, no life(旧ブログ名:まちづくり、例えばこんなふうに)

意固地になるほどに"まちづくり"が気になって仕方ない。自分の関わったまちづくりの活動・調査の記録を中心にしつつ、"都市""街の変化"の話題など。 Keyword→まちづくり/都市計画/荒川区町屋/蒲郡/豊橋/三河/谷中

荒川区商店街連合会青年部の方々とお近づきになった話。

引き続き、商店街関係の話です。

前回はこちらで、はっぴいもーる熊野前商店街で来月開催されるイベント「熊野前ヨガフェス」について紹介しました。

phantom-gon.hatenadiary.com

 

さて今回は、やや唐突ではございますが、荒川区の商店街全体についてのお話です。 

みなさんにとって、商店街とはどのような存在なんでしょうかね?

 

二世研修会に行ってきた

なぜ今回このテーマを取り上げるかと言えば。

最近たまたま、商店街の方々と交流する機会があったのです。

 

それが、二世研修会というもの。なんだそれは。

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このような会合が、4月18日(水)に荒川区役所にて、きわめてクローズドな形で開催されていたのです。

要は商店街の担い手の皆様が企画・運営を行う勉強会ですね。

ざっくりと乱暴に表現するならば、"どうすれば商店街が活性するのか"を考えるわけです。

 

この会合を運営しているのが、荒川区商店街連合会の青年部の皆様というわけです。

 

荒川区商店街連合会・青年部

荒川区HPによると、荒川区内には現在、41の商店街があります。

商店街 荒川区公式ホームページ

 

商店街が"ある"とは、どういうことか。

一般語としての商店街は、以下のような意味を持ちます。

商店の並んでいる町の一画や通り。

三省堂 大辞林より)

つまり商店が一定規模以上集積した通り(アベニュー)のことなのですが、荒川区が言及している数は、そのすべてをカウントした結果ではありません。

 

例えば私の住まいの近所にはかつて、「町屋銀座商隆会」という商店街が"あり"ました。

過去形なのです。

phantom-gon.hatenadiary.com

 

かつてあった商店街とは、今はもう組織として消えてしまった商店街を指すのです。

よって、荒川区が公式に言及している41の商店街とは、今もなお商店街振興組合などが残っている商店街をカウントした結果ということになります。

 

そして区内の商店街の連絡組織が、「荒川区商店街連合会」ということになります。

なんと戦後すぐの1951年から活動されているらしい。すごい。

 

荒川区商店街連合会/公式ホームページ/indexPage

 

商店街連合会は、会長・副会長といった重鎮世代よりも若い世代の集まりとして、「青年部」を抱えています。

このあたりは、同じ地縁コミュニティ組織である町内会と似ている感じですね。

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現在青年部長をお勤めの田中さんは、なんと平成14年からずっと部長職です。

区商連HPを見るとわかりますが、歴代最長です。

荒川区商店街連合会/区商連・青年部

 

担い手の皆さまは街との関わりを求めている

この日の内容は(覚えてないので)あまり詳細には記しませんが、 
商店街の方々は街とつながりたがっている」ことを感じました。

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商店街の衰退・シャッター街化など、荒川区でも間違いなく同様の課題に直面しています。

そんな中、商店街がいかに生き残っていくか、個店(個人店舗)の魅力をいかにアピールしてお客様に選んでもらえる存在になるかということは、あまりに重大なテーマ。

 

私も、知識としては知っていましたが、それはあくまで机上のもの。

この場で、本当に毎日営業をされている担い手の皆様も同様のことを話されていて、ようやく知識がリアルなものとして血肉になった間隔です。

 

そしてそのためには、商店主だけが知恵を絞って頑張るだけではままならないことを痛感されていました。

4月18日の会合では、消費者代表として、荒川区コミュニティカレッジの卒業生である地域活動の重鎮2名を含めたパネルディスカッション形式であり、さらに聴講者である我々にも積極的に意見を求められ、商店主の方々はそれを熱心に聞いておられました。

私は”コミュニティの舞台としての商店街への期待”といった偉そうなことを申し上げたのですが、うんうんと頷いておられたのが印象的でした。

 

その後は近くのイタリアンレストラン(区役所前サイゼリヤ)に場所を映し、意見交換。

青年部の皆様とすっかり打ち解けることができたので、これから商店街方面でも何か始まりそうな印象を持っています。

 

 

、、、と、まあ中身のない記事ですが、これまで指をくわえて見ていた”商店街”という存在と、ようやく接点を持つことができたことの記念として。