地域メディア『荒川102』が期待以上にすごかった - 「町屋銀座まちづくり? 第9回」
荒川区って、そういえば「みんなの経済新聞ネットワーク」系のメディアがないなーと思ってたんです。
東東京地域だと、足立も江東も墨田も浅草も文京もアキバも神田もある。
でも荒川区エリアだと、ない。
そんなことを思ってた頃、偶然にこの存在を知ったわけです。
荒川区、やはり始まっていますね。
荒川102が目指すもの
東京でもっとも昼夜の人口比の少ない区、あらかわ。 そんな、外部との人的交流の少ない荒川区も、昨今はマンションの新築も相次ぎ、荒川区を知らない人た ちが沢山住むようになって来ました。 そんな人たちと元から荒川区に住む人たちの間の温度差や情報格差は開くばかり。
このマガジンが目指すのは、そんな、「いろんな人種が住む多様な町あらかわ」を、1つの長屋に見立 てて、いろんな人のいろんな視点で見たありのままの「近視眼的あらかわ情報」を、楽しくおかしく、 ゆるく、たまには真面目な情報も含めて、気長に伝えていくことで、気がついたらあらかわが好きな人 たちが増えている、そんなきっかけを作る、あらかわの人と人、特に、家族世代や若い人たちと地域を 結ぶミニ瓦版になることです。
いわば、マガジンという形をとった、コミュニティFMのようなものなっていければ、と考えています。
そんな感じで、情報は混沌、コンセプトも朝令暮改、書きたい人は基本的に誰でもWelcomeで、とに かく読み物として地元の若い世代に支持される、東京一保守的な区から、東京一最先端な地域情報ミニ マガジンを作っていければと思います。
つまりこの荒川102は、フランチャイズではない単独の手作りメディアということ。
「気がついたらあらかわが好きな人たちが増えている」というコンセプト、狙いどころがはっきりしている気がします。
ボランティア記者によって作られるみたいなので、利益度外視の偏愛に基づくマニアックメディアなんでしょうなー。。それも好きですが。
と思ったら、あまりにステキなイラストとシンプルなインターフェースなので、荒川区のディープすぎる部分が程よく可愛く面取りされてる印象です。
このイラストこそが、先日お会いした戸田江美さんによるもののようです。
様々なカテゴリーの記事があるわけですが、まず荒川区へ入居前のビギナーさんはフードあたりからいかがでしょうかね。
特にフードカテゴリーの恵まれ具合が素晴らしい。
そして歴史は続きの記事を書きたい。。!
前身とみられるサイトもあり、こちらを覗くと各記者の簡単なプロフィールがわかります。
責任者さんのところを見ると、どうやら荒川区コミュニティカレッジの卒業生の方みたいです。
荒川コミュニティカレッジというのは区主催の地域活動コーディネーター養成講座で、2年間のプログラムがみっちりと組まれています。
私が大学に在学していた2009年頃に第1期生募集があり、その当時ちょうど荒川区民でもあったのですが、学業との両立に悩み出願を諦めた経緯があります。
そんなこともあり、なんだか気になって仕方ないメディアなわけですね。
これから注目していきたいと思います。