荒川区景観まちづくり塾のパネル発表で最優秀賞をとった話。
荒川区景観まちづくり塾の第1期が、3月3日のシンポジウムをもって終了となりました。
私は前職を辞めた直後の昨年7月末から聴講を始めたのですが、それから何度荒川区と横浜市を往復したかわからない。
区民でも何でもない立場としてに荒川区のことを学び、地域のことを好き勝手に議論する奇妙な経験は、とても楽しいものでした。
本講座の後半は防災と景観のマップ作りでした。
荒川区内を4つの地域に分け、各グループがA2サイズのパネル二枚を作成。
シンポジウムではそのパネルをもとにプレゼンが行われ、審査が行われたのでした。
ムーブ町屋3階「ムーブホール」に設置されたパネル群。
尾久グループ
尾久グループ。発想とプレゼンがとても面白かった。
グループ内にデザイナーやコピーライターがいるんじゃないかと思わせるほど質の高いパネルでした。
日暮里グループ
日暮里グループ。
行政計画ばりの現状整理と、とにかく再開発!な提案が印象的でした。
実際にいくつか、再開発に向けた動きはありますが。
西日暮里駅周辺地域まちづくり構想(改訂素案)に関する意見を募集します(パブリック・コメント) 荒川区
三河島駅前北地区・西日暮里一丁目地域の街づくりニュース 荒川区
南千住グループ
南千住グループ。ここも質の高いパネルです。
南千住と言えば松尾芭蕉の奥の細道の出発地とされる地なので、それに因んで俳句と絡めたプレゼンと新聞形式のパネル表現が面白かった。
(我らが)町屋グループ
そして我が町屋・荒川グループ。。。(自作)
パネル表現は付け焼き刃でありデザイン気質とは程遠い私の制作ですが、とにかく議論だけは重ねたのです。
発表がブレないように、薄っぺらくならないように、深みを持つように、なんとか街を動かせるように、何度も何度も議論を重ねて。
そして結果は
来場者(大半が塾生でしたが)投票の結果は、半数近くの票を取得した南千住グループが一位受賞でした。
確かに確かに、デザイン性の面白さや、芭蕉にこだわったコンセプチュアルなパネルはとても分かりやすいもので、じっくり読みたくなる構成が素晴らしかった。
そして続いて審査員による最優秀賞が発表されたのですが、それがなんと町屋・荒川グループでした。
はい、最優秀賞取得です。まじですか。笑
閑古鳥の無くムーブホールで最優秀賞を授与されるグループメンバーの方。
まだ信じられていない。
今後の展開こそ大切です
さて、ここで今回入稿したパネルを見てみましょう。
それがこちら。
景観的な紹介やマップ表現は正直いって凡庸ですが、最後に掲げている3つの提案のブラッシュアップにひたすら力を入れました。
これらの提案と、向かわせたい街の方向の明確性こそを評価いただいたということなので、当然これらのプロジェクトを動かしていかねばなりません。
よし、引き続き。引き続き。