実に12年ぶりに手筒花火を放揚することになった。
私の出身である愛知県東部には、手筒花火という文化があります。
言葉よりも写真が伝わりやすいと思うので、こちらをご覧ください。
この写真超かっこいい。。。
そういえば2年半ほど前に、関連する記事を書いてましたね。
この花火を、12年ぶりに放揚できることになりました。
どういうことかと言えば。
かつては豊橋市を中心に広範囲に手筒花火の文化があったらしいのですが、今やこうした地域文化も縮小の一途を辿っています。
例えば私の故郷である蒲郡市においては、手筒花火のあがるお祭りは非常に限定的。
近年問い合わせたところ、氏神様である竹谷神社では"ヨウカン"という小さな手持ち型の手筒花火があるのみのようです。(知らなかった)
その結果、私は高校卒業するまで手筒花火という存在を知りませんでした。
抱きかかえる形の手筒花火を放揚するには、蒲郡市では難しそうだった。
一方で、豊橋市では手筒花火の文化が今も強く残っていて、各地の神社の普通のお祭りで放揚されています。
大きなものは吉田神社や羽田八幡のほか、全市的なイベントとして行われる炎の祭典といったものもあります。
そんな中、豊橋市の小浜神社というところのお祭りではオープン参加枠(もちろん紹介ありきですが)を受け付けており、今回の参加のはこびとなったわけです。
この小浜神社、実は12年前(2005年)に手筒花火を初めて放揚した神社で、感慨深いものがあります。。。
先日、その準備作業として縄巻きというものを体験してきました。
小浜神社のお祭りは10月7日(土)8日(日)の2日間で、手筒花火があがるのは土曜日の夜です。
経験的にこの花火は、放揚の直後に"男を上げた"ようになる爽快感が特徴的で、頭がスッキリしたり、モヤモヤしたものを晴らしてくれる力があります。
今回の放揚で、また一つ脱皮できたら。