【告知】荒川区を盛り上げるお節介イベント「talk ARAKAWA」を開催します!
気づけば、7月の荒川区再入国以降かなり更新頻度が落ちてしまっていました。
やはり、批評家でありながらプレイヤーも演じるというのは難しいということなのでしょうか。。。
はい。というわけで。
とうとう。いよいよ。
街に仕掛けるプレイヤー見習いとして、開催までこぎつけることができました。
11月25日(土)に、「talk ARAKAWA vol.1」を開催します。 www.facebook.com
場所はこちら。
ROOM810|EVERYDAYFRIDAY | ROOM810は、建築・内装・グラフィックデザイン・メディア・企画など各分野のプロが集って起ち上げた「サービスのデザイン」を行う企業です。
Facebookページのほうは、調整を行った上での公式な情報がリリースされていますが、本エントリではもう少し勝手なことも書いてみたいと思います。笑
talk ARAKAWAとは?
企画の名前は、「talk ARAKAWA」(とーくあらかわ)としました。
これは、講演会のような一方通行的なイベントではなく、参加者相互のコミュニケーションが生まれることを企図して。
スピーチやプレゼンよりも、"トーク"という言葉には相互通行的な印象があるものと期待して。
さて、「talk ARAKAWA」では何を行うのか。
第1部 ショートスピーチ
(フリー素材より)
前半である第1部は、既に荒川区周辺エリアで活動or活躍している方々をスピーカーとしてお招きし、15〜20分程度と短めな話題提供をしていただきます。
各スピーカーが、その活動に至った経緯や思いはもちろん、街への思いや苦労話、そして踏み出したい次へのステップについてお話いただくことを想定しています。
一方のお客様として想定しているのは、かつての私と同じような層。
地域に関わった暮らしがしてみたいものの、働きかける糸口がなく、モヤモヤやウズウズを抱えている。
街のことを好きになりたいけど、家と通勤先・通学先との往復だけでは"その地域でしか味わえないこと"にアクセスすることが、どうしても難しい。
"その地域でしか味わえないこと"って何だ?それは、"ヒト"ではないか?
街の人に自己紹介をしてもらって、つなげる場を用意して、"おもしろいヒトの集まる街"としての荒川区エリアに愛着を持ってもらえると嬉しいなと思っています。
第2部 交流会
(フリー素材より)
講演を聴いただけで、何かが変わるでしょうか?答えはもちろん否です。
「明日から頑張ろうかな」といった程度の気づきはあるかもしれませんが、それすら自宅に着いた頃には忘れてしまい、結局元の日常に埋れていってしまうのではないでしょうか。
「talk ARAKAWA」はただの講演会イベントではなく、相互交流のためイベントです。
これが、お節介イベントたる由来。
それゆえ、第1部終了後、その日そこに集った方々をつなぐための、重要な第2部があるのです。
形式は、異業種交流会的な形式的アプローチと立食パーティー的な自由なアプローチで迷っていますが、とにかくこの第2部こそが本丸。
スピーカー紹介
第1回開催ということで、企画のかなりの部分が迷いながらのお試しなのですが、スピーカーさんに関しては手加減なく、私が現在知る限りのスペシャルな方々に登壇を依頼しました。
何をもってエースとするのかは難しいですが、とにかくエース級です。
下川智恵子さん(ものつくりカフェ「mon chouchou」オーナー)
(Facebookページより)
私が荒川区に転入したのは今年の7月22日なのですが、なんとほぼ同じタイミングである7月18日に開業された、南千住1丁目にある古民家ものつくりカフェ「モンシュシュ」のオーナーさんです。
下川さんはもともと荒川区南千住生まれなのですが、アパレル業界であるコドモ服メーカーで長年デザイナーとして働かれていました。
そして退職後、同じく荒川区出身のお仲間と、南千住の築120年超の民家をリノベーションし、カフェとして開業します。
それがこちら。
外観はなかなか趣ある民家そのものですが、一歩中に入ると一つ前の写真のような空間が広がっています。
季節に応じたお料理をランチとしていただくことができます。
そしてここ、ただのカフェではなく、ものつくりカフェなのです。
どういうことかと言えば、こういうことです。
ほとんど毎日というほど、手習いのワークショップが開催されており、そこには地域のママさん達が集まります。
居心地の良い空間と美味しくて安心な食事を楽しみつつ、ワークショップで習い事もすることができる。
そんな拠点を運営している下川さんに、開業に至るまでの思いや苦労、そして次に踏み出したいステップを伺います。
戸田江美さん(トダビューハイツ大家/フリーランスクリエイター)
(ご本人提供)
こちらもエース級。
たびたびこのブログでも紹介させていただいてきた、荒川区東尾久を拠点にフリーランスで活躍されているクリエイター女子です。
私が初めて遭遇した時のエピソードはこちら。
彼女はデザインやイラスト分野のクリエイターとして活躍する傍らで、地域に根ざした大家業にも力を入れています。
おばあちゃんから築40年のアパート「トダビューハイツ」 を継ぎ、一般的な不動産仲介サイトに依存せずに入居希望者を募集されています。
クリエイターさんということで、こんなステキな物件サイトを自前で作られ、なんと今やほぼ満室状態とのこと。
美大を卒業後、就職のため荒川区を一旦離れられましたが、独立して再び荒川区に戻った時に、荒川区への愛が生まれたのだと聞きます。
大家業をする上でも、"まちを気に入ってくれた人に住んで欲しい"という揺るぎないポリシーがあるそうです。
お名前で検索すると、インタビュー記事が多くヒットします。これはそのほんの一部。
20代ではじめる大家のカタチ箱庭キュレーター戸田「クリエイティブ大家さん」はじめました | 箱庭 haconiwa|女子クリエーターのためのライフスタイル作りマガジン
25才大家女子「わたしブレてます(笑)」- 物件ファンは、大家さんファン。 - 物件ファン
【ぶらり尾久散歩】パラレルキャリアな大家女子・戸田江美さんにインタビュー! | TABATIME/タバタイム
ちなみに今回、戸田さんには登壇者以外にもたくさんのお力を借りています。
お忙しい中、登壇者かつ企画者として何度も打合せさせてもらったり、デザインの力を借りたり。。。かわいいロゴできました。
兒玉匡一さん(「あらかわらいふ」発起人/代表幹事、NPO法人「東京の歴史を再発見する会」理事長)
(テレビ東京「TOKYOガルリ」HPより)
そして最後にご登壇いただくのは、荒川区の地域活動における父親のような存在。
私が転入したほぼ直後に知り合うことができ、すぐに企画理念に共感していただくことができました。
兒玉さんは千代田区で生まれ、その後豊島区で過ごされたことから、荒川区に限らず、生まれ育った東京という街そのものを深く知ってもらうために、NPO法人「東京の歴史を再発見する会」というものを平成12年に設立されています。
土日は東京各地で歴史まちあるきのガイドをされるなど、バリバリと活動されています。
一方で荒川区を舞台にした活動も多く、代表的なもののは任意団体「あらかわらいふ」です。
毎日会員の様々な写真と情報交換が飛び交っています。
他に面白いのは、「あらかわもんじゃ学研究会」の活動ですね。
区内のもんじゃ屋さんの紹介パンフを作ったりもされています。
雑誌「東京人」の先月号で取材されていました。
こうしたプラットフォームを持ちながら、さらに新しい企画や、派生プロジェクトにも取り組まれており、まさに八面六臂の活動をされています。
現在は、まさにこの「talk ARAKAWA」翌日に予定している「あらかわシャルソン」の準備に奔走されています。
このようにたくさんの顔をお持ちなので、当日はどんなアプローチでお話しいただきましょうかね。。。
talk ARAKAWAの目指すところ
「talk ARAKAWA」の狙いとして、長期的には街の魅力発信によるシティプロモーションという視点もあるのですが、まずは荒川区を中心とした"すでにお住いの方々"にとって、自身の街のスペシャル達に出会えるゆるいプラットフォームを作ることを短期的な目標としています。
なのでいまの時点での想いは、"こんな街にしたい!"という強い積極的なポリシーというよりは、どちらかと言えば"面白いことがどんどん起こる環境をつくりたい!"というもの。
町内会のような小さな単位では、学生や若年単身者など一時的な居住者が地域とつながるということは、まずありえません。
しかしその範囲をもっと広げれば、地域に関わりを持つ糸口はかなりあるのではないかという感触を、少なくとも私は経験的に持つことができました。
地域に関わり始めると、日々に刺激と安心が生まれます。
そんな仕組みやプラットフォームが街にできれば、そこで作られるネットワークは街に新しいことを起こす母体になりえます。
そんなお節介な街の変化を妄想しながらも、まずは自分がこの企画を進める中で、既に活躍されるたくさんの区内の方々と知り合えていくことが楽しくて仕方ないのです。
「talk ARAKAWA vol.1」では、そんなここまでの蓄積を皆様にお裾分けできればと思っています。
11月25日(土)14時から、場所は株式会社ROOM810さんの三階「TOKYO L.O.C.A.L LOUNGE」でお待ちしております。
参加の受付はFacebookイベントページか、talkarakawa[あっと]gmail.comまでご一報を。