地域に愛されるリノベカフェ「鈴木製作所」 - 「町屋銀座まちづくり? 第24回」
町屋2丁目にある、地域の方々の憩いの場。
第四峡田小学校の脇、本当にちょっとした一角にそのお店はあります。
その名もカフェらしからぬ「鈴木製作所」。
以前こちらにあった金属加工の工場をリノベーションしてカフェとなりました。
確かに工場らしき、間口に対して奥行きのある建物。
店内は木調。
2009年開業ながら、それ以上の歴史を感じさせてくれます。
住宅地のど真ん中にある、”アットホーム”という言葉を地で行くお店です。
スタッフさんの温かい人柄と、集まってくる方々のコミュニティを感じることができます。
別席に座ってる方々が会話されてたり、円卓では年配のおばさま方による井戸端会議が開かれていたり。
女性中心の場所かと思いきや、近所からと思われるおじいちゃんが一人で来店されている様子も。
もちろん余所者の自分にとっても居心地の良さを感じるのですが、さらに深くコミュニティに入れないものかなーと歯がゆい思いも抱いてしまいます。
メニューはやはりリーズナブルで、350円中心のコーヒー単品ほか、ランチセットはどれも800円。
今日はカレーランチを頼んでみました。
ごちそうさまでした。
そしてありがたいことに、ここはwi-fi環境あります。
今のところ確認できるのはsoftbankだけですが、混んでいない時間帯なら軽いノマド行為もできそう。
大きな本棚もあり、特に美術系の書籍が多い印象です。
街の魅力を考える上で、従来的には、広域的な交通アクセスや地域ブランドというものが大きな割合を占めていたと思います。
しかし既に言われているように、街のコンテンツだとか、自分の存在を認めてくれるようなもの、例えば素敵なカフェ、居場所があるということが大きい要素ではないかと思っています。
それはコリンcafeさんやn.r storeさんのような、個人で営まれているような場所。
こんなお店がもっと増えてほしいものです。