荒川区景観まちづくり塾が一応終わったけど、次につながりそうな予感がしている話。
ブログでもたびたに話題にしておりました、荒川区景観まちづくり塾という連続講座が12/17の最終プレゼンをもって終了いたしました。
全8回という長丁場だったわけですが、私は開講に気づくのが遅れ、第2回から聴講。
初受講した内容があまりにイメージと違うものであったので、そのときの感想を記事にしたこともありました。
そんな洗礼を受けながらも、我ながらよく通い詰めたものだ。
前半の座学から、後半はグループワークとなり、担当地域の景観・防災資源をマップに落とし込む作業に入っていきました。
ここから参加者同士の相互交流が起こるようになり、横浜市在住なのに荒川区の講座を受講しに来ているという私のことも面白がってもらえるようになります。
私の所属した「町屋・荒川地域」は、年配の方が多い割には区政やまちづくりというものに強い課題意識と気概をお持ちの方々ばかりでした。
そのためか、「この講座はマップを作って終わりなのか?」「単なるカルチャースクールに終わってしまうのか?」ということを早くから問題提起し、グループワークの方向性を、”提案型”に大きく針路変更してしまいました。すげえ。
その時の簡単ないきさつがこちら。
私が余所者ながら苦心したのが、提案型にはしたいものの、単なる陳情には終わらせないということです。
つまりは「区民でこんなことを考えたから、あとは区でやってくれ」というスタンスに陥ることを避けたかった。
区民からの提案とはいえ、行政の予算・事業計画に存在しない事業(つまりはポッと出)が前向きに検討される可能性が極めて低いことは、行政経験からイメージできたからです。
だから、グループワークの議論の中でも若輩ながら、「それ、これこれこうしたら我々でできませんかね?」という発言をさせていただきました。
そんな議論の下で提案されたものが、以下の3項目です。
1、”あらかわ路地コンテスト(仮称)”の開催
2、新複合施設「ゆいの森あらかわ」をまるごと活用した市民イベントの開催
3、京成電鉄高架下の活用方法検討ワーキング
詳細や事業スキームは今後詰めていこうと思っています。
ひとまずの落とし所は、平成29年3月3日(金)に開催予定の「荒川区景観まちづくりシンポジウム」にて発表いたします。
ただの講座受講に終わらせることなく、次の活動に繋げていくという目標が、その通りになりそうだという幸運な展開。
町屋地域の町会や景観まちづくり推進委員会とのつながりを作ることができたので、受講前よりはかなり状況が好転しました。
引き続きこちらでも発信していきたいと思います。
また、興味のある方はご連絡いただければ、ぜひ一緒にやりましょう。